●APS
アドバンスドフォトシステム(Advanced Photo System: APS)は、富士フイルム、イーストマンコダック、キヤノン、ミノルタ、ニコンによって共同で開発された「世界標準規格の新しい写真システム」。1996年4月に販売が開始された。
APSは写真フィルムの名称ではなく、新規格の専用フィルム(IX240)を使用した「進化した写真システム」のことを指す。 規格名の"IX"とは"Information Exchange"の略で、デジタルカメラのExifヘッダのように、撮影時の設定、日付・時間、プリントサイズ・枚数指定、コメント等をフイルムにコーティングされた磁気面に記録し、プリント時に利用できるためこの名がある。
画面の露光面積は16.7 x 30.2mmで縦横比が従来の各種フィルムと比べて横長(9:16)なのが特徴。その基本サイズの左右または上下をプリント時にトリミングすることで、 35mm版の通常サイズ(2:3)とパノラマサイズ(1:3)に対応するプリントが可能。
これらのサイズ設定は基本的にカメラ側で設定する(一部低価格機にはCサイズ専用もある)。ただし、ラボへのプリント注文時に指定して変更は可能。また、かつて発売されていたAPS用フォトプレイヤーでは各種設定を変更できるものもあった。
●CCD
CCDイメージセンサ (Charge Coupled Device Image Sensor) は固体撮像素子のひとつで、ビデオカメラ、デジタルカメラなどに広く使用されている半導体素子である。
画像を電気信号に変換する際に、受光素子が光から発生した電荷を読み出すために電荷結合素子 (CCD: Charge Coupled Device) と呼ばれる回路素子を用いて転送を行うことからこう呼ばれる。
●CMOS
CMOSイメージセンサ(シーモスイメージセンサ)は、CMOS(相補性金属酸化膜半導体)を用いた固体撮像素子。
CCDイメージセンサと同様に、フォトダイオード(PD)を使用するが、製造プロセスと信号の読み出し方法が異なる。
単位セルごとに増幅器を持つことで、光変換された電気信号の読み出しによる電気ノイズの発生が抑えられるという特徴を持つ。CMOSロジックLSI製造プロセスの応用で大量生産が可能なため、高電圧アナログ回路を持つCCDイメージセンサと比較して安価であり、素子が小さいことから消費電力も少なく、原理的にスミアやブルーミングが発生しないという長所がある。
ただし、低照度状況でのノイズ対策、高速に動くものを撮影したときに進行方向に向かって像がゆがむことも弱点などの技術的アプローチによって手を加えることでCMOSの有利な点である安価という面が相殺されることも多いため、コンパクト型のデジタルカメラに搭載される小型の撮像素子ではCMOSの搭載は進んでいない。
●MPEG-4
動画・音声全般をデジタルデータとして扱うための規格のことである。MPEG-1やMPEG-2と同様、システム、ビジュアル、オーディオ、ファイルフォーマットの各技術から構成される。しかしながら、一般的には「MPEG-4」と呼ぶ場合、動画の符号化方式を記述したビジュアル部分だけを指すことが多い
規格化を行っているMoving Picture Experts GroupではMPEG-4を最後の動画/音声符号化の規格とする意向であり、現在では3次元コンピュータグラフィクスや音声合成などを含む大変広範な規格になって、現在もなお追加・拡張が継続されている規格である。
圧縮アルゴリズムの基本原理は、MPEG-1、MPEG-2、H.263などと基本的には同様である
posted by デジタルカメラ at 15:18
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